毎年GW明けに開催されるJB桧原湖シリーズの開幕戦。
今年は解氷が遅く、例年とは違う動きを見せました。
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2012年から2017年の6年間のデータを基に振り返ってみたいと思います。



水位は、雪解けの影響があり、満水のことが多いですが、2016年は1.5m減、2013年も50センチ減という状態でした。
水温は2012年、2014年、2017年が9~10度程度と低く、2013年、2015年、2016年は13~15度程度を記録していました。

2012年の参加者が115名で最小で、その後、117名、123名、120名、130名、126名と推移しました。

検量率(ウェイン率)は、2012年が67.0%、その後、83.8%、65.0%、80.8%、69.7%、56.3%と推移しています。
水温の低かった2012年、2014年、2017年の検量率が低いことが分かります。
また、水位が極端に低かった2016年も良くありませんでした。


リミットメイク率は、2012年が34.8%、その後、58.1%、21.1%、45.0%、28.0%、17.5%と推移し、検量率の傾向と類似した結果になっています。


検量された魚の数は、釣り上げた魚の数とは違いますが、参考になるので記してみます。
2012年が170匹、その後、247匹、162匹、225匹、188匹、124匹となっており、今年の厳しさが際立っているのが分かります。


バス1匹あたりの平均ウェイトは、2012年が642g、その後、688g、735g、668g、704g、787gとなっており、サイズアップしている状態に見えます。
また、水温が低めの年は、サイズが大きい傾向があり、高めの年はその逆の傾向が見られます。
水温が低い時期は、大型の個体は動けるけど、小さめの固体は動けないということでもあると思います。


平均ウェイトは2017年が最重量ながら、優勝ウェイトは唯一の2キロ台と面白い結果でした。
2016年は4キロオーバーというとてつもない記録が残されました。
その他の年も3キロ後半を記録しています。
2013年、2015年は3キロ前半でしたから、比較するとやや低めですね。
平均では、3,519gと、1,200gフィッシュ2本に1,100gフィッシュというような感じです。


お立ち台となる、5位のウェイトは2012年 2,534g、その後 2,736g、2,623g、2,460g、2,770g、2,610gとなり平均では 2,622gでした。
800g2本に、キロフィッシュというような組み合わせですね。


昨年も2キロオーバーのスモールがキャッチされましたが、今年も1,820gのビッグスモールがウェインされていました。
ウィニングウェイトや上位入賞のボーダーラインが上がることが予想できます。

バスの平均ウェイトが上がるのは悪いことではありません。
それに伴い小さいサイズが増えているという条件付きになりますが。

どのフィールドもバスのコンディション確保が課題です。
今年から桧原湖もスポーニングシーズンのスポーニングエリアの釣りを、JBNBCでは自粛(エリア外)とすることになりました。

この結果、スポーニングが上手く行き、いつまでも釣りを楽しめるフィールドを維持できるといいのではないかと思います。
釣人としては矛盾した部分になるのですが、それでも悪い取り組みではないと思います。

スポーニングシーズンの釣りも面白いですから、やるなとはいえません。
釣り上げたら速やかにリリースするだけでも随分違いますから、そんなことでも気にするだけでもいいのではないでしょうか。